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やり過ぎ【やりすぎ】

連休3日目はレンタルDVDのはしご(^^;)1本目が「GOEMON」。まぁ、ネットでの寸評でも評価がわかれているような微妙な言い回しが多く、例によって「CASSHERN」と同じ「暑苦しい映像」なんだろうなと「トホホ系」のリスクが多分にあったのだが、こういう時でもなければ見る機会は永遠にないだろうとも思ったので見てみた。



歴史の設定と固有名詞を借りただけの全くの作り話。見終わった後の一言目はこれしか出てこない。そして「特殊効果・エフェクトかかってない映像が全く無い暑苦しさ」がどうしても出てくる。
戦国BASARAとかの架空歴史物語どころではない。中世ヨーロッパとスター・ウォーズとスーパーサイボーグなどのアクションヒーロー活劇かアニメをCGてんこ盛りの実写(と言えるのだろうか?)でコテコテに盛りつけたオリーブオイルを飲みながら担々麺をすするような胸やけ感満点の気持ち悪さがどうにも我慢がならない。

劇中でGOEMONが幾度も口にする「自由」も、この映像の自由さには叶わない(^^;)時代考証も歴史考証も完全に無視する思い切りの良さ(爆)ゲームCGのような人工的な空間の息苦しさは途中から苦痛であった。

それでもストーリーの組み立て方やメッセージのまとめ方は、下手な日本映画によくある「女々しい情緒感に支配」されずに成功しているのではないだろうか。映画評価が100点満点中60点台に挙げているものもあるが、そのあたりを汲んでの事だろう。

安全や自由の対価は決して安くない。力を持たなければ守れるものも守れない。

そんな部分はそれなりに伝わってくるしアメリカ生活も多い紀里谷和明監督の社会観に通じていて納得させられる点もある。
しかし、実写で日本の役者を使った場合、ここまで「見た目を異次元化」させ、ありえないアクションを仕込んで「実写でアニメを描く」ところまで行かないと紀里谷監督の目指す世界は表現できなかったのだろうか?それなら最初からオリジナルアニメでやればいいじゃん(^^;)という気が見ている途中から止まらなかった。見終わった後もその感じが消えない。
美しさを感じる部分もあるにはあるが、ゲップが出るほどの濃い映像の押し売りは正直もう沢山である。多分次回作は見ることはないだろう。

2本目は「プロメテウス」。リドリー・スコット監督の出世作「エイリアン」の承前ともいう話でエイリアンの正体が判明するとか人類の起源に迫るとか仰々しいフレーズがあったので、少々いぶかしがって映画館にはついに足を運ばなかった私にはいわくつきの作品(^^;)

映画「プロメテウス」オフィシャルサイト

まぁ、パート2というかパートゼロの話しなので、終わりさえエイリアンに結びつけばいい点では最後の方は辻褄合わせ的な内容が予想され、正直「期待できないかも」という「トホホ系」ではなくても「惜しい系」の作品ではないかと思っていた。



見終わった感想は「はぁ?」であった(^^;)「エイリアン」と言う謎の生命体の出現に理屈をつけたことで「矮小化」だと言われた点はその通りだが、別の謎を提起して放置する結末(爆)続編製作が最初から予定されていたのだろう。ストーリー立ても少々乱暴で無茶な状況が終盤に続く。

リドリー・スコット監督が『プロメテウス』続編を製作! ノオミ・ラパス&マイケル・ファスベンダーが再び出演

エイリアン級に不死身なエリザベス・ショウ博士(女性)が前シリーズのシガニー・ウィーバーを想起させるものの、彼女も最初からスーパーにタフな女ではなかった点を考えると、終盤「変身しちゃったのか?」というくらいにアクション・ヒーロー化してしまう辺りは「おいおい(^^;)」と思わず声が出た(爆)
提示した謎が「人類の起源をもたらした(真の)エイリアン(知的生命体):神のような宇宙人?」と言うから、話の風呂敷を広げすぎだ(^^;)

続編は来年以降の公開らしいから、おそらく超光速に法螺話が加速しているだろう(爆)

映像はGOEMONに比べると目に優しく(爆)見やすい。CG使いまくりの映像部分もあるはずだがさほど違和感は感じない。色彩エフェクトも押さえ気味の調子に落ち着けて、「エイリアン」の世界観に近づけている。が、やはりリドリー・スコット監督を持ってしても自身の前作を超えるエモーショナルな映画とは言い難い。

前作が「SFホラー」ともいうべき「宇宙の怪談」と言う映像の傾向としてはわかりやすい指向性があったのだが、今回は全く感じられない。凡庸なSFアクション映画にとどまっているのは何とも残念だ。なるほど、公開後さほど盛り上がらなかったのもうなずける。

GOEMONが独自の世界観構築を目指しすぎて映像的なエフェクト(CG合成と色彩エフェクト)に頼りきった「やり過ぎ」な痛々しさと同様に、全く別の作品SF的アイデアを映画化するために無理やり自身の前作「エイリアン」をダシに使った痛々しさを感じずには居られない。このアイデアを映画にしたかったのかもしれないが、リドリー・スコット監督は「身を削り過ぎ」だ(^^;)

GOEMONよりコッチの方が作品としては駄作(爆)GOEMON50点としてプロメテウスは40点。

極めてバランス感の悪い2作品だった。仕方がないので明日は正統派時代劇の「一命」で口直しとするか(爆)

JUGEMテーマ:映画


Posted by soup2001 | comments(2)  trackbacks(0)



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comments
Re:
映画大好き!
だから・・見に行かない
って この頃決めてます
あっため直しと
大騒ぎのくり返しで
哀しくなるから ・・ 最後に見たのは
まほろ駅前多田便利軒
でした
原作者が同じと云うコトで
舟を編む
を見に行きたいのですが活劇好きのちゃきちゃんが・・イマイチ動こうとしません・・v
いまの映画って垂れ流しのラップにスプレーで色を付けたって思えるようなものが多くて
・・・・・裏切られる自分がわかっているから見る気がしません
三本立てで喜んでた頃に戻りたいよォ〜。。v
| 台所のキフジン | 2013/05/03 13:07 |
Re:
>台所のキフジンサン、毎度♪

なるほど、映画好きであるがゆえに劇場に行かずDVDでじっくり鑑賞というスタイルもありますね。私もここ最近はそんなスタイルが多くなっています。

エントリに上げた作品は確かに大スクリーンで見なくてもいい内容では有りましたが、年に1度くらいは大スクリーンも悪く無いと思っていますし、シネマコンプレックス館が増えているのであれば、ロードショー時期を外して「早めのリバイバル」な感じでDVD化されている映画も1本くらいやってもいいような気もします。

昔はオールナイト上映も多くあったので夜中に入って朝まで3回連続鑑賞(^^;)なんてこともしましたね。ホテル代わりに熟睡してる奴がいていびきの声が聞こえる時もありましたが(爆)

子供の頃は3本立て4本立てが結構有りましたよね。東映とか東宝でどっちに行くか悩んだこともあったような・・・。親は大変だったでしょうけど(^^;)

今は回転率を上げたいのでそういうパターンではやらないんでしょうね。ガラガラの映画であれば一度入って1日じゅうシネコンの中をはしごすることも出来そうですが(^^;)全席指定がほとんどなので運が悪ければ立ち見にもなるかもしれませんが・・・そこまで見たい映画が何本もないことを考えるとちょっと寂しい気もしますね(^^;)
soup2001 | 2013/05/03 20:24 |
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