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空気【くうき】

空気といえば、その場の雰囲気や突出することを忌避して没個性的になる「ネガティブ」方向での意味合いが最近では強いようだが、それに加えて中国の大気汚染の影響など中々ポジティブな方向に意識が向かない。しかし、昨日ネットで拾ったこの記事はある意味衝撃的な「空気」を感じさせるものであった。

私たちが知らない江戸「日本を愛した19世紀の米国人画家」が描いた、息遣いすら感じる美しき風景:DDN JAPAN

19世紀の米国人画家 ロバート・フレデリック・ブラム (Robert Frederick Blum)による1890年(明治23年)頃の日本の姿が息を呑むような鮮やかな色彩で描かれている。

飴屋

花市場

これ以外にも素晴らしい絵が紹介されているのでぜひ元記事で確認してほしい。明治23年当時でもまだ「髷(まげ)」を結っている人間が大勢いたのか、またはすでに日本に入っていた写真による構図や人物をモチーフにアレンジして彩色したのか不明だが、確実に江戸時代から明治初期の頃の庶民の生活が匂い立つほどに感じられる。

1枚目の「飴屋」の飴細工師の周りに集まる子守の少女たちが何とも微笑ましい。自らも子供なので背負っている赤ん坊以上に興味津々で細工師の創りだす飴の造形に見とれている様が何とも可愛らしい。

2枚目の「花市場」で、道端でしゃがみ込み(おそらくキセルでたばこを吸っている)男の佇まいのなんと味わいのあることよ。往来のど真ん中でしゃがみこんで、誰か(何かを)待っているのか、ホンの数十秒の喫煙に見える当時の生活感。後ろで大八車を引く男も同じ方向に視線を向けているので彼らの注意を引きつけるものがその先にあったはずだが、欧米の画家には目の前の男の佇まいこそ惹きつけられる存在感を感じたのだろう。

非常にリアルで写実的に感じるのは、この当時の高精細なカラー画像が無く、平面的な日本画や解像度の低いモノクロ画像しか残っていないためであるが、この絵は写真以上に当時の人々の心象を写しとっている。

(リンク先の記事の)絵の全てが愛おしく、癒やされるほどに温かいのは、画家が日本と日本人ををこよなく愛した証拠であろうし、庶民にしては皆清潔感のある身なりをしていることに驚かされる。欧米人が日本にやってきた時、一目で「日本には独自の文化がある」と認識できたのは、まさにこの絵を見た我々のような感慨を彼らも持ったと確信している。

非常に歴史的資料としての価値の高さを感じるとともに、 ロバート・フレデリック・ブラム氏にはるか後世から多大なる感謝の念を贈りたいと思うのは私だけではないだろう。

Posted by soup2001 | comments(2)  trackbacks(0)



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comments
Re:
私もこのサイトを見ました^^
当時の庶民の息遣いが聞こえてくるような、写真のような絵の数々。目を奪われましたね。
この絵に描かれている人たちは、当然ながら既に亡くなっているワケですが、生々しいくらいに生き生きと書かれているのでその実感が湧きません。
まるで映画のワンシーンを切り取ったような錯覚に陥ります。
なんというか・・・日本人に生まれて良かった^^
やまさん | 2014/01/15 23:45 |
Re:
>やまさん、毎度♪

正に!日本人に生まれてよかった!間違ってもどこぞの半島国家でなくて本当に良かった(爆)

それぞれの絵の中にいる人物が、その時代を生きるその人なりの「挟持」や「社会性」をしっかりと持っていたことが感じられ、そんなところにも「民度の高さ」というか「教育レベルの高さ」を彷彿させていますね。

この多数の絵は、欧米の人々の好奇心を刺激するだけの魅力にあふれていた「江戸時代の名残を残す明治初期」・・・「江戸時代〜パックス・トクガワーナ」を証左する作品群といえるでしょう。

●パクス・トクガワーナ:歴史家とっきぃの 振り返れば未来
http://ameblo.jp/historianus33/entry-11411820344.html

soup2001 | 2014/01/16 00:24 |
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