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スタージョンの法則【すたーじょんのほうそく】

スタージョンの法則:wiki
スタージョンの法則 (スタージョンのほうそく、英語:Sturgeon's law)とは、SF作家シオドア・スタージョンの言葉から導きだされた格言である。
1.「常に絶対的にそうであるものは、存在しない」("Nothing is always absolutely so.")
スタージョンはまた、これより有名な格言も残している。それは正確な名称としては「スタージョンの黙示(すっぱ抜き)」として知られているものであるが、現在では「スタージョンの法則」といった場合、実際にはこちらを指すことがほとんどである。例えば、オックスフォード英語辞典でもそのようになっている。
2.「どんなものも、その90%はカス(crud)である」


スタージョンの代表作といえば超能力を持つ新人類と旧人類の争いを描いた「人間以上」が有名だが、日本でも放映されたテレビ映画「海底科学作戦(原子力潜水艦シービュー号)」のノベライズを担当していた作家としても知られている。



私はこのテレビ映画を小学校低学年の時におそらく再放送で見ていたと思う。このシービュー号のプラモデルを買って組み立て、お風呂場で遊んだことを覚えている(^^;)この映画の制作はアーウィン・アレンで後にパニック映画の魁となった「ポセイドン・アドベンチャー」「タワーリング・インフェルノ」のプロデュースと一部監督などを担当しこの時代の特撮映画監督として「スター」でもあった。

スタージョンの法則の言い草は中々痛烈だが、元々は自らが作家として作品を発表していたジャンル「SF」に対する誹謗中傷に対抗しての皮肉であるが、いろんな事象に照らしても合致する普遍性のある表現が語り継がれたものでもある。

法則1の「常に絶対的にそうであるものは、存在しない」は、「諸行無常」 (万物は常に変化し生滅して、永久不変なものはない) と言い換えれば日本人にはとても馴染みのある考え方だし、法則2の「どんなものも、その90%はカスである」の「90%のカス」も不要な無意味なものという意味ではなく、「特段に評価を与える必要もない凡庸なもの」と捉えれば、一般人に対する優秀な資質の持ち主の出現比率などでも理解できるように、極めて冷静な言葉だったりする。

例えば「常に絶対的な<正義>と呼ばれるものは、存在しない」と言えば、立場の違いによって正義の観念が逆転したり、時代の変遷によって倫理観が磨かれ、かつて正義とされた考え方が現代では否定されたりすることでもわかる。「仇討ち」「決闘による報復」など、江戸時代では肯定された「義」の考え方が現代では否定されることを思えばわかりやすいかもしれない。

アラブの春から飛び火したシリア内戦がクリミアにまで影響を及ぼした。アメリカがかつてのように世界秩序の中心的存在から極端に消極的な不介入政策をとり続けてきた結果が、アメリカ以外の常任理事国までがエゴをむき出しにし始めたように見える。

アフガン戦争やイラク戦争と9・11の報復攻撃を国際世論を無視して行ったアメリカだけに、いまさらロシアの懐柔政策的なクリミア併合に反発するのは少々虫が良いように思うのは何もプーチンだけの思いではない(^^;)ただし、日本人にとっては北方領土の電撃的侵攻にも似た印象を持つとともに、同じく領土的野心をむき出しにする中国のことを思えば、「ロシアの事情を素直に認める」わけにも行かない。

しかしクリミアは日本に全く無縁の土地でもない。歴史を振り返ればこの地で起きた出来事が日本の歴史に少なからず影響を与えていたりするからだ。

クリミア戦争〜太平洋での戦闘と日本への影響:wiki
太平洋側のロシア極東にも戦争は波及した。フランス海軍とイギリス海軍の連合は1854年8月末、カムチャツカ半島のロシアの港湾・要塞であるペトロパブロフスク・カムチャツキー攻略を目論んだ(ペトロパブロフスク・カムチャツキー包囲戦)。英仏連合軍は盛んに砲撃を行い、同年9月に上陸したが、陸戦で大きな犠牲を出して撤退した。英仏連合は兵力を増援したが、再度攻撃をかけた時には、ロシア軍は撤退した後だった。ロシアの守備隊は1855年の初頭に雪の中を脱出した。
この戦いと並行して、エフィム・プチャーチン海軍中将が日本との開国交渉にあたっていた。プチャーチンは、開戦前にロシア本国を出発し、1853年8月に長崎に到着。外交交渉に着手していたが、交渉が長引く中で英仏両国との開戦の情報に接し、東シベリア総督ニコライ・ムラヴィヨフとも協議の上日本との交渉を続行。英仏の艦隊との遭遇・交戦の危険を控え、1854年12月には安政東海地震により乗艦ディアナ号を喪失するも、1855年1月に日露和親条約の締結に成功している。
クリミア戦争は、直接的ではないが日本にも大きな影響を及ぼした。アメリカだけがこの時期ペリー提督を派遣して日本に対して砲艦外交を展開できたのは、この戦争によって欧州列強の関心が日本を含めた東アジア地域にまで及ばなかったからである。


江戸時代末期の日本にアメリカのペリーがやってきた時、ヨーロッパでは複数の国家での大戦争が起こっていたわけだ。もしこの戦争がなければ、欧米列強のアジアへの進出は強まり、日本が明治維新を迎えるまでに日本を舞台に領土の分割戦争が起こっていたかもしれない。

また、第二次世界大戦中、ソビエトに対する対日参戦要求と戦後処理での勢力圏分割が画策された連合国首脳会談が行われたのがクリミア半島のヤルタである。

ヤルタ会談:wiki

全く関係のないように見えるクリミア戦争のお陰で日本は欧米列強の侵略を回避できた可能性があるし、クリミアで行われたヤルタ会談で日本とその後のアジア全域を巻き込んだ東西冷戦の下地ができているなど、アジアや日本には因縁浅からぬ土地がクリミア半島なのである。

日本から見れば「全く無関係でカスのようにも思える戦争」の裏に重大な歴史の分岐点を持つクリミア。案外このクリミア併合騒動の先行き如何で日本の今後に大きな影響をあたえることがあるかもしれない。
法則1になぞらえるなら、「常に絶対的に無関係である戦争は、存在しない」ということだろうか。



コレほど壮大な「カス」ではないが、トライ&エラーを繰り返すことでしか結果を得られないものがある。成功をおさめるまで膨大な失敗を続けても許されるものとは「科学研究の世界」があげられるだろう。先人たちの積み上げた天文学的な「カス」の果てに得られる成功はおそらく1%にも満たない。

先ごろその成果以上に研究そのものが疑われているSTAP細胞の研究グループだが、私にはコレを論評する能力も資格もない。ただ、この一連の騒動を含めて「膨大な失敗研究」として終息するほうが研究者にとってはいいように思う。偶然出現した結果に無理やり理論を重ねて「成功を偽装するためにデータや論文そのものをいじくりまわした」点は犯罪的でもあるが、得られた結果が事実であればいずれ実験なり理論の修正を経て日の目を見ることもあるだろう。

結果さえ出れば過程での不正や欺瞞が許されるのは、政治や商業の世界での話で、正しい理論と揺るぎない実証が不可欠な科学にはそぐわない。惜しむらくは多額の予算を得て行う研究の世界に、こうした俗世間的な政治や商業的力学が働いたのだとしたら、これは90%の実験失敗のカスにも劣る事件でしか無いことになる。科学においては、理論と実証という真実だけが絶対であり、法則1を「常に絶対的に真実であるものは、存在しない」と言い換えられるわけではないのだから。



しかしこの動画の「細胞の扱われ方」はあまりにも変態チックだ(爆)もう少しやり様はなかったのだろうか?(^^;)

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Posted by soup2001 | comments(0)  trackbacks(0)



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