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自殺願望【じさつがんぼう】

最近重い話題が中心になることが多いこのブログ。書いてる本人はいたって無責任に「好きなことをほざいている」だけではあるものの、その実「この世の不条理に対する憤り」に対するガス抜きを自分自身で行っているのが一番大きい。かつては日常の話題も多く、つまりそれだけ生々しい葛藤や感情の浮き沈みが身近な話題に反映されていたし、ブログを始めた最大の理由が「自分が王様になって好きなことや文句をぶちまける場所」としてブログを選択したということもある。

それでも日々のストレスにいつしか心身は病み、半ばすべてを投げ出す代わりに「心と体の平穏」を求めたような時期を過ぎると、日頃の身近な話題は徐々に減っていった。それだけ単調で平凡な日々の始まった証明でもあるし、それは収入の大幅減を差し引いても精神状態や体調は、それ以前の殺伐とした時代とは打って変わってかなり安定している・・・と思っている。さすがに加齢による衰えや、以前の無理が影響したのか「高血圧(動脈硬化)予備軍」「腎臓病予備軍」「糖尿病予備群」とかなり危ない橋を渡る羽目にはなったが(^^;)現在は精神的には非常に安定している。体調はさすがに体力面ではむしろ若い頃より筋力や持久力は今の方があるかも知れないが、ここ一番の集中力では、もはや「あの頃の気力」は失われてしまったと言っていいだろう。それだけ精神的負担の少ないストレスの少ない現状が精神状態には一番良いようだ。

もちろん仕事等での些細な諍いはないわけではないが、翌日に影響しない程度のものなので、数日間悩むこともなければストレスに感じることもない。なのでどうしても比重として社会全般の大きい・重いテーマをネタにすることが増えた。あの「政権交代の魔の3年間(^^;)」によって、自分の政治・思想や社会に関する視点が少し変わったこともあるだろうが、日常の瑣末なことをネタにすることが今更ながら気恥しく思えてきたこともある(^^;)

まぁ、それでもたまには息抜きに軽い話題を入れてみたいとも思うのだが、映画や音楽ネタは接する機会が少ないためにネタとして頼り切ることは出来ないし(^^;)余程「素晴らしい」かトンデモなく「酷い」ものしか私の場合はネタにならない(^^;)同様にテレビは話題性のあるものは案外見ていないことが多いので(爆)極めてマニアック(マイナー)なものを扱うことになる。そろそろネタとして新分野を見つけておかないといよいよ「重いネタ」オンリーになってしまう・・・。

と、書いては見たものの今回もまた表題の通り「重いネタ」を選んでしまった(爆)申し訳ないm(_ _)m


私の半生でも自分にとって心から幸せな時間は、かなり多かったと思うものの若い時には思い悩み「自殺」を一瞬でも考えることは何度もあった。

それの多くは現実逃避でしかなかったと思うのだが、精神的に追い詰められて本来の自分の「尺度」が狂ってしまった時、人は容易に死を選択する可能性があることを私自身ではなく、高校時代の同級生の自殺によって思い知らされた。20歳を過ぎて間もない頃、彼は逝ってしまった。高校生時代の彼は笑顔が似合う明るい少年だった。進学した大学が秀才校だった(と思う)が、ついていけず、いつしか自分の実力に自信をなくし絶望したのか・・・と当時は葬儀場で同窓会状態の我々は噂し合ったものだった。

自殺
<画像元:freeimages.com>

あまりにも若すぎる彼の死はそれなりに衝撃だったし、その後何度か職場などで知り合いの自殺の報を聞くたびに「死ぬほどの苦しみ」が本人に本当にあったのか、私は疑問に感じていた。ある種の一時的な精神疾患状態で短絡的に「判断を誤り」死を選択したとしか私には思えなかった。

だから私自身が「死にたい」と少しでも考えた瞬間に、この友人や知り合い達の死を思い出しては「我に返る」繰り返しであった。言い方を変えれば、彼らのように自殺した知り合いを持つがゆえに自分自身は最終的な局面で踏みとどまるきっかけを与えてもらったようなものなのだ。私は彼ら「先に自殺した者」によって救われた、生かされたといえるのかもしれない。

先日のニュースで集団的自衛権議論に批判的なニュアンスを加える為に?あるデータが提示されていた。

自衛隊
<画像元:rapt.sub.jp/>

どう考えても普通じゃない なんと自殺者54人! 自衛隊の「異常な仕事」:現代ビジネス
5月27日の国会、安保法制をめぐる衆院の特別委員会。志位和夫・共産党委員長の質問に答えて政府が認めた、ある数字に衝撃が走った。

〈'03~'09年にイラクに派遣された自衛隊員のうち、在職中に自殺したと認定された隊員は29人。うち4人はイラク派遣が原因だった〉
〈'01~'07年のテロ特措法でインド洋での給油活動に参加した隊員のうち、同様に自殺と認定された隊員は25人〉


つまり、インド洋・イラクに派遣された自衛隊員のうち、合わせて54人もの隊員が、自ら命を絶ったというのだ。
イラクについてみると、派遣された陸海空の自衛隊員は計約9310人。うち29人が自殺したのだから、およそ321人に1人になる計算だ。
時間に注目してみれば、派遣開始から現在までの12年間に毎年平均2~3人が、自ら命を絶っていったことになる。
(中略)
危険な任務によるストレス、隊員間の人間関係の重圧、いじめ。それらに効果的な対策を講じることができず、自殺者は異常なまでに多い。
第一次安倍政権で内閣官房副長官補(安保・危機管理担当)をつとめた柳澤協二氏はこう話す。

「そもそも、自衛隊全体で隊員10万人あたりの自殺者数を計算すると30〜40人となり、これは世間一般の1・5倍と多い。しかしイラク派遣部隊の数字は、さらにその約10倍になるのです。
にもかかわらず、自衛隊員の死について議論になると、安倍首相は『これまでも訓練や災害派遣で1800人が殉職している』と発言した。自衛隊から死者が出ることなど、首相にとっては議論の前提でしかないかのようですね」

確かに、自衛隊というのは通常業務でさえ危険度の高い仕事の連続である。実際に海上自衛隊や航空自衛隊の隊員たちは日常的に海上や空の上で常に索敵や哨戒活動を行い、スクランブル発進や領海侵犯が懸念される船舶と対峙した隊員の精神的な消耗度は、平和な日本国内に居る我々には想像を絶するものがある。

しかし、そういう職業を敢えて選んだのも彼ら自身であり、職業軍人としての意識が正常なら、自ら(死を選ぶことで)隊の戦力を減じる愚を自覚し、そういう状況から脱出するきっかけが持てないものなのかとも思う。

勤務の状況が一般の職場とは極端に異なるために、「個人の感情」が抑圧される度合いが大きいとも思える。では、自衛隊以外の公務員では自殺率はどうなっているのだろう。少し古い数字だが、下記リンクを参照してほしい。

自衛官の自殺率は国民平均の1.5倍、法務・農水も多い 国家公務員調査:MY NEWS JAPAN
国家公務員の府省別自殺率
 人事院職員福祉課はこのほど、01年度から08年度までの府省別の自殺者数をはじめて明らかにした。防衛省・自衛隊は独自に公表しているため、これで国家公務員の自殺に関する全体像を組織別に比較できることになる。日本人の同期間の平均は、10万人あたり27.4人。これを超えていたのは、特別職である陸上自衛官(37.0人)、海上自衛官(36.3人)、防衛省事務官(28.2人)の3組織だった。直近5年では、自衛官の自殺率が国民平均を45%も上回っていた。一般職では法務省(27.2人)、農水省(25.4人)が多かった。鳥インフルエンザや耐震偽装問題など、世間を揺るがす問題が発生した年は関連省庁で自殺率が上がっている傾向が見られた。
※画像クリックで拡大

確かに自衛隊員の自殺率は高い傾向にある。それだけ精神的負担が高い職種と言えるのかもしれないが、航空自衛官に関しては日本人の平均値と左程変わらない。これはなにか理由があるのだろうか?

自殺には贖罪の意味も?「自殺大国」日本の文化的背景―NZ華字紙:recordchina
ロープ2009年6月4日、ニュージーランドの華字紙「中文先駆報」は、日本は1998年以降、11年連続で年間の自殺者が3万人を上まわる「自殺大国」になっていると報じた。中国新聞網が伝えた。
警察庁が公表した2008年の日本の自殺者数は3万2249人。自殺者が最も多い年齢層は50代で、6363人と全体の19.7%を占めた。また、30代は4850人(15.0%)と、統計の残る1978年以来最多となった。08年は生活苦や失業を理由とした自殺が大幅に増加した。

自殺に歯止めがかからない背景には、昨今の金融危機の影響が大きいと見られ、実際に08年の月別の自殺者数では、金融危機が深刻化した10月が突出していた。自殺が急増した1998年当時も、前年に山一證券や北海道拓殖銀行が破たんするなど不況の影響で、自殺者が前年より約8000人も増加している。


これも少し古い記事だが、2008年と言えば世界同時株安に始まり秋のリーマン・ショックで金融不安が拡大、経済の沈下が世情不安に拍車をかけて、自殺の主原因として「うつ病」が大きく注目された年。

業態を問わずプレッシャーのきつい職種は自殺率が高いと言えるのだろう。世情が悪ければそれに拍車がかかるのは当然か。日本の場合、自衛隊は2011年の東日本大震災以降でその災害救助活動の評価が高まったとは言え、「軍隊」として左翼を中心に批判にさらされやすいのは否めない。

ロシアや中国の軍事的圧迫が続くものの実態としては平和な日本。現在軍事的に同盟関係にあるアメリカ軍ではどうだろう。実際に戦闘参加の機会は非常に高くアフガン〜イラクで人的被害も多く出しているだけに、その自殺率は高いように想像するのだが・・・。

帰還後に自殺する若き米兵の叫び:Newsweekjapan
 アメリカでは毎日18人前後の元兵士が自ら命を絶っている。アフガニスタンとイラクからの帰還兵だけでも自殺者は数千人にも上り、戦闘中の死者数(6460人)を上回るとみられている。

 計11年にわたる2つの戦争は、米軍に大きな負担を強いてきた。イラクかアフガニスタンのどちらかに送られた兵士の数は推定230万人。このうち80万人は2回以上派遣されている。

 ポートランド州立大学(オレゴン州)のマーク・カプラン教授(地域保健学)が、全米暴力死報告システムのデータに基づき語ったところによると、男性帰還兵の自殺増加率は一般男性の2倍、女性帰還兵の自殺率は一般女性の3倍に上る。また元兵士が自殺に銃を使う可能性は、一般人よりも60%高い。

そうだ。このブログでもエントリに上げた映画「アメリカン・スナイパー」のクリス・カイルも同じく心を病みかけ除隊してようやく快方に向かっていた。

アメリカン・スナイパー
<画像元:アメリカン・スナイパー公式サイト>

やはり実戦を経験するということは、戦闘をしない場合でも「生命の危機と言う脅迫観念」の呪縛を受けるということか、それならば戦前の旧日本軍の史料がないか検索してみると貴重なサイトを発見。

世界一の自殺率(当時):warbirds
 「偕行社記事」と云う読み物がある。これは、陸軍将校の親睦団体である偕行社が刊行していた機関誌で、戦術講義、国際情勢解説、新兵器解説、過去の戦争記事 等、陸軍将校として必要と思われる情報が載せられている。したがって陸軍当局が、将来の幹部であり、軍の中核である彼等に何を伝えようとしていたのかを知る上で、非常に重要な資料であると云える。
 「偕行社記事」には、「特報」と称される特別編集版も存在し、これには「特に現職にある将校のみに頒布し且つ日本将校の外閲覧を許さざる趣旨のものに付之が取扱保管を慎重にし他に散逸せざるよう注意相成度」と云う注意書きが付され、普通の「偕行社記事」には無い記事が掲載されている。

 今回は、この「偕行社記事 昭和13年10月特報」に掲載された「最近に於ける軍人軍属の自殺に就いて」と云う記事を紹介してみる次第である。支那事変(日中戦争)勃発から1年経過した時点で、「軍人の自殺」をテーマとしているわけであるから、部外者に読ませるわけにはいかない。他の「特報」にはどのような記事が掲載されていたのかは知らないが、いろいろと貴重な内容が書かれているものと想像出来る。

やはり統計資料として軍首脳部には必要なデータの一つだけに冊子として制作されていたのは、有事において殺人を厭わぬ軍人ならではの「精神疾患としての自殺」を問題視していたわけだ。その一部を引用してみるが中々強烈である。

学徒兵
<画像元:太平洋戦争史と死後の世界を考える>

最近に於ける軍人軍属の自殺に就いて (昭和十三年十月特報)
憲兵隊司令部


 最近十年間に自殺した陸、海軍人、軍属の数は一千二百三十名の多きに達し毎年百二十名内外に及んで居る、而もその数は一向減ろうとしない、この儘で推移するとすれば数十年間に消耗する兵員は実に莫大の数に達すべく、誠に寒心に堪えない次第である。
 なんだ年に百二、三十人位、それ位は何所の社会にもあると楽観する前に一寸考えて戴き度い。
 右の人数は軍人、軍属十万人に対し三十人位に当る、十万人に付三十人の比率は一般国民の自殺率より稍々高い、而して日本国民の自殺率は世界一であるから、日本の軍隊が世界で一番自殺率が高いということになる。


リンク先記事の後半には世界の軍隊との比較も提示され、日本軍の自殺率の高さを危惧する記述がある。しかし、現自衛隊が実際に戦闘が行われていた旧日本軍以上の自殺率になっているというのは驚きである。ましてイラクへ人道支援で派遣され、実際には戦闘を行っていない自衛隊員の自殺率はさらに上がっている。専守防衛を義務付けられ攻撃されても直ちに反撃し交戦状態に入れない自衛隊。言ってみれば手を後ろ手に縛られた挙句に危険地域へ送り出されたようなもので、その精神的葛藤は想像を絶するが、正にそういう極めて不利な状況設定のまま国外へ送り出すことのほうが問題では無いのか?

有事における自衛隊の活動の苛酷さを考えると、この数字(自殺率)が更に跳ね上がる懸念さえある。憲法上及び国民に理解されにくい上に不自由過ぎる組織である部分が影響しているのか、あるいは一部でささやかれている「いじめ」や「精神主義」等の旧軍の悪弊が増幅されたカタチで拡大されているのか、さすがに自衛隊経験もない私では全く判断できない。

どうやら行き詰まってしまった。日本人が元々自殺率が高い民族なのかもしれないが、有事の際より平時の方が自殺率が高いというのは、組織の問題なのか加えて現代的ストレス社会の重圧は、旧日本軍が存在した時代以上に大きいということなのだろうか。

平和ボケの日本において、もしもこれが「違憲の誹りを受ける自衛隊」「交戦権もなく使命感のない軍隊」ほど辛いものはないというのなら、これはとんだ皮肉である。彼らの立場をもっと明確に肯定してやらないと危険な任務に比してあまりにも報われるものがなさすぎる。

そして、こうも思うのだ。世界的に平和が永続している地域はなく、日本周辺でもきな臭い緊張が高まっている今、自衛力をも否定する左翼の無責任平和主義者たちこそ、祖国を否定し消し去りたい自殺願望ならぬ亡国願望の持ち主ではないのか。

力による支配と影響力の行使という、世界の「実は野蛮な暴力事情」から現実逃避し、破滅的なまでに自己否定を続ける「似非平和主義」は、もはや「戦争否定というノイローゼ」に陥った精神病状態であり、現実の判断すら危うい最も危険な「自殺予備軍」と言えるのではないだろうか。

卑屈に日和ることでなく、蛮勇に身を任せることでもなく、冷静かつ慎重になおかつ根気よく「現実を見据える知恵と勇気」を持つこと。自らを滅ぼしたくないのであれば、個人でも国家でも同じような「意識」を持つ事こそ重要な気がしてならないのだ。

JUGEMテーマ:社会の出来事
Posted by soup2001 | comments(0)  trackbacks(0)



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