ブログパーツ
<< 2017年07月03日のつぶやき | home | 2017年07月04日のつぶやき >>

変化を恐れる愚か者【へんかをおそれるおろかもの】

東京都議選挙の結果に、野党4党は早速「安倍政権への批判票が増大した結果」と吹聴している。ただ、小池政党「都民ファーストの会」(略して「都民F」とか「トイチ」とか言う人もいるが(^^;))は、反安倍政権政党ではない(^^;)

都議選 小池知事「都民目線で進めた成果が認められた」:毎日新聞

小池百合子 都民ファーストの会代表の小池百合子都知事は2日午後8時過ぎ、都議選の投票終了を受けて都内のホテルで記者会見し、「まだ全体像が見えていないが、次々に当選確実の知らせを受けている。都民目線で進めた成果が認められたと、大変うれしく思っている」と手応えを語った。

 その後、民放テレビ各社のインタビューに応じ、今後の自民党や安倍晋三政権との連携について「政府とは、東京五輪・パラリンピックで協力関係をより深めていかなければいけない。しっかりと連携を取っていくべきところは取っていく」と強調。「私が戦ったのは自民党都連のみなさんだ」と述べた。

 都民ファーストの会として今後、国政に進出する可能性について「予定はない。私は知事であり、この(都議選で当選を確実にした)面々は都政に取り組んでいくからこそ支持をいただいた」と否定した。


自民党の「東京都議会自由民主党」と戦ったが、執行部とは良好な関係を目指している。一見矛盾した考えのようにも見えるが、自民党のような大規模政党は当然ながら一枚岩ではない。国政部分と地方行政部分ではそれぞれに地域別の権力構造が存在し、中央の執行部と必ずしも思惑が一致しない場合も起こりうる。その最たる例が先の知事選だった。

舛添都知事の「セコ」スキャンダルから火が付いて大炎上して失脚したのは、自民党の支持(推薦)基盤を無視して勝手な都政を始めたことに、党中央の執行部を始め都議連のドン内田茂が反応して舛添おろしの大キャンペーンを、野党側をつついておっぱじめた辺りが端緒である。

その流れの原因を作ったのはその前の猪瀬直樹の政治資金スキャンダルだったが、更にその前の石原都知事時代に副知事(2007年)として都政に携わり、「都連」の暗然とした権力構造に反感を持ったのがそもそもの始まりで、副知事就任から都知事へ就任後、その壁を打ち破りにかかったがあっけなく自らの失策で逆襲された。

決定的だったのが、新都知事選挙に向けて都連の人選が難航した結果小池百合子が名乗りを上げたことだろう。

小池百合子としては東京都知事を経由して国政復帰の構想を描き、その時点で自らをトップとする「保守新党」を形成して自民党と連立政権を作った時に自分が首班指名を受けられる状況を作ることを狙う戦略を立てたかもしれない。

それには推薦した知事を政治的にコントロールすることも出来ない割には、国政選挙時にも公認権を有して「厄介な利権」を手にしている「東京都議会自由民主党」を自分のコントロール下に置く必要がある。つまり都連のドン内田茂の追放とその腰巾着都議たちの粛清が必須であり、それらの都議の代わりになりうる子飼いの政党集団の形成が最大条件となる。

うまい具合に豊洲市場や2020東京オリンピックの競技場建設関連の不透明な政策決定が問題となり、格好の攻撃材料を得て「小池の乱」を成功させた。しかもその次に自分の支持基盤を盤石とするための地域政党をつくり都議会をも制する。そのために賛否両論で激しく対立する問題には決定的な判断をくださず時間稼ぎをする。

これまでのところ小池百合子の戦略は大成功。反安倍勢力まで協力関係に引き込んでおきながら、選挙に勝ってしまえば政府自民党とは民進党や共産党のように敵対するつもりはない。

選挙後の7月3日にはさっさと「知事に専念する」と党代表辞任宣言まで出して、代表就任が選挙対策だったことをあからさまにした(^^;)

小池新党が自民党系の新党であることは間違いない。連立政権与党の公明党が全員当選を果たし、失った自民党都連の穴埋めをした。脱民進党の自己保身組を吸収して民進党勢力を削減することにも成功した。

これらを総合すると、ひょっとして「小池の乱」そのものは、安倍政権側の「自民都連粛清」的謀略だった可能性すらあると思う(爆)小池百合子はまさに最強の刺客になったわけだ(^^;)

出身比率<画像元:ShounanTK@shounantk>

とにかく自民党憎しで小池新党が「反安倍」だと誤解した小池晃共産党副委員長などはいい面の皮だが(^^;)政治能力では遥かに脆弱な都民ファーストは「誰かの指導が必要」なのは間違いがなく、そこに安倍総理側のブレーンがバックアップすることで「正常な都政運営」が行えるとしたら?

一連の動きは、表から見える自民党細田派や麻生派などの党内派閥に匹敵する都連(内田派)潰しを画策した、壮大な自民党の党内改革(抗争)でしか無かったと言えないだろうか?(^^;)

上記の話はほとんど私の妄想と言うか、かすかな希望でもある(爆)
ただ、都民ファーストの会が国政における自民党のマイナス要因になるとも思えず、内田派や民進党に壊滅的打撃を与えて、自民都連の再構築に向けて最適な環境づくりが行われたと見るのは不自然だろうか?

もちろん背後で安倍政権と繋がっておらず、都議会が素人集団の宴会場と化した時(^^;)
かつての民主党政権のような最も悲惨な行政の機能停止状態に陥る可能性がある。

流石にオリンピック開催に関しては、最終的には国なり関係省庁が特別立法をしてまで介入してなんとか格好を整えるドタバタを演じることになろうし、競技場へのアクセスでは計画通りの導線が確保できず競技開始の遅延や観客輸送で大きなクレームを受ける可能性がある。

富士スピードウェイのF1日本グランプリ開催時の醜態(2007年)や名古屋万博(2005年)で起こった混乱と不協和音は国内外両方からの声として覚悟しなければならないだろう。

背景はそうとして、それでも都民はなぜ小池新党を選んだのか?結論から言うと、つまり都民は変化を求めた。

国政のような安倍政権による経済政策と安全保障政策での革新的政治判断と実行。安保法案とテロ等準備罪法案でありその先の憲法改正は全て「変化」を起こす政策だ。私は東京都民ではないがその東京都民には永年の内田首領の都政の壟断に辟易していて、完全にその根を断つ小池新知事に期待をかけた。

反自民で合同できるマスコミは小池支持に回り「意図したとおりの大勝利」を演出してみせたわけだが、これまで安倍政権には通用しなかった印象操作や世論の操縦が東京都知事選や東京都議会選挙にだけ最大に効果を発揮できたのはなぜなのか?

それは小池百合子が「東京都政における変革者」として期待されたことにほかならない。自民都連に反旗を翻しての出馬は劇的であったし、豊洲市場など以前の都政が進めてきた事業を止めて再検証する税金の無駄遣いも、「腐敗自民党による都行政」の検証として容認されたし、それを都議選にまで引きずって「小池独裁体制」まで作ってみせた。

安倍政権は「戦後レジーム」と言う70年間も固定化された反日的な価値観への変革を試みた。第一次内閣の頃からそれは変わらない。前エントリで書いたように、安倍政権は「日本の日本たる美意識と尊厳を取り戻す意味で保守」ではあるが、現体制から見れば明らかにリベラル的変革者である。

だから国民は支持する。かつて小泉政権が閉塞感に喘いでいた国民に希望を与えたように、安倍政権が現状を変えてくれる政権であり続ける限り国民の支持は維持されるだろう。

元々日本人という民族は新しもの好きの変革好きである。長い伝統を大切にはしていても常に新機軸を生み出して進化あるいは変化を繰り返して重層的な日本文化を作り上げた。もし日本人が完全に変化を好まない「超絶保守志向」であれば、衣服は中国式のまま、ひらがなやカタカナは生まれず、日本食ではなく中華料理が食事のメインになり、言葉も今の日本語とは全く違ったもの(古代の日本語のまま)になっていただろう。

創意工夫の意識は育たず、文明から取り残されたたとえは悪いが、良くても明治維新当時の李氏朝鮮の国民と同じような差別的身分制度による貧困と絶望の中で生活していたことだろう。

今、日本で一番変化を望まない人々は、左翼・パヨク・(日本における)リベラルと言われる反安倍勢力であり、中国や韓国・北朝鮮のご機嫌を伺うことが何より大事な「反日売国志向の自称平和主義」である。

私の年代の少し上、全共闘世代とも団塊の世代とも言われる「左翼思想が最大限に影響を与えた世代」にとっては、「日本が悪者である戦後自虐史観」こそが守るべき日本の良識であり平和の根源なのだ。

彼等の国際感覚や歴史観、時代認識は70年前から1ミリも動かない(^^;)動けば日本は必ず戦争をすると思っている。だから何も有事が起こっていないこの現状を維持することが最大の抑止力だと本気で思っているのだ。

変化を恐れていると言ってもいい。しかし日本人はやはり日本人(^^;)同じところにじっとはしていられないのである(爆)新しもの好きで変革好きな我らは、明日もより良い明日のための「トライ&エラー」を繰り返す。

世の成功者やリーダーとして称えられる人の多くはこの「トライ&エラー」「変化」を恐れない。

本田宗一郎年寄りが経営者であり続けるなら、せめて若い人の悪口を言わないという保障をしてほしい。もうひとつの注文は、時代の変化を勉強すること。やってみると、それが年寄りにとっていかに難しいかが良くわかる
本田宗一郎

エジソン絶えず変化を求める気持ちと不満こそが、進歩するために最初に必要となるものである
トーマス・エジソン

ガンジー他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ
マハトマ・ガンジー

ゴーン「安定」があるというのは幻想だ。そんなものは存在しない。周囲の環境は常に変化している。高いレベルを維持するには変化するしかない。変化は脅威ではなく、機会である
カルロス・ゴーン

ダーウィン生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである
チャールズ・ダーウィン

チャーチル変転する状況のただ中で、ひとりの人間が終始一貫性を保つただひとつの可能性は、すべてを支配する不変の目標に忠実でありながら、状況に応じて変化することにある
ウィンストン・チャーチル

つまり安倍自民党もこの「変化」を失い、硬直化が見え始めた時は国民に飽きられ支持を急速に失うだろう。もし野党が国民から評価されたいのなら、政府与党の「変化」政策に積極的に関わって野党なりの理想を反映させる努力をすることだろう。今のような完全否定や審議拒否、議論のすり替え、時間の無駄遣いでは「左翼頭」か「単純なアンチ安倍」勢力ぐらいしか支持を集められまい。まさに今の状況である。

自由主義(リベラル)を名乗っているくせに、最も不自由に変化を拒否する、そんな愚か者に国民が今後政治の実権を与えることはないだろうと思うのである。


JUGEMテーマ:社会の出来事



Posted by soup2001 | -  -



スポンサーサイト

Posted by スポンサードリンク | -  -



S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>



目次&ランダムピックアップ
現代用語のクソ知識の目次

当ブログの目次(管理人のオススメ一覧)です。かなり古い時事問題に関する記事もありますが、当時を思い出してご覧いただけると幸いです。

また、当ブログはコメント機能を停止しています。ご意見等はtwitter
汁・ビルヌーブ@soup2001」へどうぞお寄せください。管理人の気が向いたらリプを返すかもしれません(^^;)


2017年5月分よりtwitterまとめエントリを自動投稿するように設定しており、通常エントリが遡りにくくなっているため、通常エントリだけの目次を下記においておきます。
※2019年8月1日〜11月25日の間はtwitterの仕様変更で自動まとめ投稿が停止していたためこの間のまとめはありません。

2019年1〜12月の通常エントリ
2018年1〜12月の通常エントリ
2017年5〜12月の通常エントリ



↑上のボタンを押すと、ランダムにエントリを表示します。
もしもエラーページが出たら、ごめんなさいm(_ _)m「戻る」ボタンでエントリを表示するまでお試しください。

言い訳ページはこちら(^^;)
---------------------------------
ブログパーツ

---------------------------------



ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ


マウスコンピューター/G-Tune

 RSSリーダーで購読する

Profile
Archives
Recent entries
blog parts
Links
tools
Categories
Mobile
qrcode
Sponsored links
others
無料ブログ作成サービス JUGEM
このblogのfeedburner