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ブレードランナー【ぶれーどらんなー】

映画ブレードランナー(1982)の続編が公開されるらしい。あまりエンタメ方面にアンテナを張っていなかったため(^^;)これまでほとんどネタにすることもなかったが、日本発の攻殻機動隊のハリウッドリメイク版(スカーレット・ヨハンソン主演)もまだ見ていないし、おそらく今回も劇場で見ることはせず、DVDがレンタルで出回り借りやすくなった頃にようやく見るだろう(爆)

ブレードランナー2049

過去のエントリ「iOSは電気猫の夢を見るか」で触れたことがあるが、ディストピアのような世界観で、そこに生きる人々の生活感はあまり感じない。リアルに感じたのは「およそ今の感覚では理解しづらい未来社会の混沌ぶり」のニュアンスが映像メッセージとなって畳み掛けてくるその圧倒的な存在感である。



レプリカントとブレードランナーの戦いを描く SF映画の金字塔!(坂本朋彦のシネフィル・コラム):NHKプレミアム・シネマ
当時人気上昇中だったハリソン・フォードは、人生や生きる意味、すべてに疲れながらも、レプリカントと対決する主人公デッカードを、ときにユーモアを交えて演じています。レプリカントのリーダー・ロイ・バッティを演じるのは、オランダの名優ルトガー・ハウアー。一つ一つのことばをかみしめるように語る演技は、実存に苦悩するレプリカントの哀しみを見事に表現しています。ショーン・ヤング、ダリル・ハンナ、ジョアンナ・キャシディといった女優たち、レプリカントを創造した天才科学者・エルドン・タイレルを演じる、S・キューブリック作品の常連だったジョー・ターケル…、どの俳優も抜群の存在感です。ギリシャ出身のヴァンゲリスのシンセサイザーを駆使した音楽も忘れられません。

原作は、アメリカを代表するSF作家フィリップ・K・ディックの傑作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。1950年代から小説を発表し、SFならではの設定のなかで、「人間とは何か」を問い続けたディックは、物語も登場人物も大きくアレンジされた映画化に不安を感じていましたが、試写で特撮の映像を見て、「君たちはどうやってあんなものを作ったんだ。どうして私が感じたこと、考えていたことがわかったんだ。」と絶賛したということです。

フューチャー・ノワールともいわれた、暗く、重いこの作品、最初の公開時にはヒットしませんでしたが、歳を経るごとに評価が高まり、今年、35年ぶりの続編が公開予定です。

強力わかもと
<画像元:ZERO SPIRITS>

当時でも陳腐に見えた「強力わかもと」の巨大映像CMなのだが、なんとそれが2019年のロサンゼルスであったということが今にして驚きである(^^;)あと2年後じゃん!(爆)

人造人間も宇宙への進出も全く考えられない「沈滞した未来でもある2年後の世界」が非現実であることはもちろんだが、別の意味で非現実のような不合理で忌むべき状況がこの世界に現出している。

ちなみに表題となったブレードランナーとは結構いわくつきの名前でもあった。

ブレードランナー〜「ブレードランナー」と「レプリカント」:wiki

「ブレードランナー」という名称は、SF作家アラン・E・ナースの小説『The Bladerunner』(1974年)において「非合法医療器具(Blade)の密売人」として登場する。この小説を元にウィリアム・S・バロウズは小説『Blade Runner (a movie)』(1979年、訳題『映画:ブレードランナー』)を執筆した。
関連書籍『メイキング・オブ・ブレードランナー ファイナル・カット』記載のスコットのインタビューによれば、本作の制作陣はデッカードにふさわしい職業名を探すうちにバロウズの小説を見つけ、「ブレードランナー」という名称のみを借り受けることに決めたという。作品タイトルとするにあたりナースとバロウズに使用権料を払い、エンドクレジットに謝辞を記している。
なお初期タイトルは『デンジャラス・デイズ Dangerous Days』であった(このタイトルは後にメイキング・ドキュメンタリーのタイトルに使用されている)。
また、「レプリカント」については、原作の「アンドロイド」が機械を連想させると考えたスコットが、ファンチャーの脚本を改稿させるために起用した脚本家デヴィッド・ピープルズに別の名前を考えるように依頼。ピープルズは、生化学を学んでいた娘からクローン技術の「細胞複製(レプリケーション)」を教わり、そこから「レプリカント」という言葉を造語した。


パトレイバー
※機動警察パトレイバー the Movie<画像元:素人目線の映画感想ブログ>

この猥雑な都市空間というビジュアルは、1989年の機動警察パトレイバー the Movieの川面から見た東京の廃墟(再開発のため解体される直前の古い民家・町並み)のイメージや1995年の攻殻機動隊の中の中華街(香港の九龍?)を思わせる街中を標榜する草薙素子のシーンにもその影響が見て取れる。

攻殻機動隊
※GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊<画像元:pinterest>

未来がバラ色ではないという「ディストピア」を描く点で同じ陰鬱さと人間の心の闇を投影するイメージとして、ブレードランナーの影響は少なからずあると思う。どちらもアニメで押井守が監督した作品だが、このネオンきらめく夜の混濁の世界のビジュアルイメージは、監督のリドリー・スコットが得意とする描写である。

出世作となった「エイリアン」も宇宙船の中の暗闇を上手く使って「怪談」としての恐怖感を演出したし、この「ブレードランナー」のアジア的な夜の混沌とした街中での描写は後年、マイケル・ダグラスや高倉健と共演した松田優作の遺作ともなった「ブラック・レイン」の大阪のミナミの夜の繁華街に通じる猥雑さが思い出される。

エイリアン
※「エイリアン」1979年<画像元:PRISMmm>

ブラック・レイン
※「ブラック・レイン」1989年<画像元:Slip Inside This House>

正直に言うと、私はあまりこの作品に期待していない(^^;)>なんじゃそれ!

恐ろしく時間が経ってからの続編では「プロメテウス」(エイリアンシリーズのゼロ起点との触れ込み)があり、アクション映画やハチャメチャなスペース・オペラにまで量産されたオリジナルの「エイリアン・シリーズ」の原点回帰を目指すものとして注目したが、私としては期待はずれだったし、時を同じくしてその続編(^^;)「エイリアン・コヴェナント」が公開されるにあたってはシリーズ4作目ぐらいで本当に終わりにしてほしかったとの思いが強かった(^^;)

なのでこの「ブレードランナー」も変にシリース化などされること無く終わっていてほしかったのだ(^^;)

とは言え、少々気にかかるのは確か(^^;)やはりね。初見からハマって何度見直したかわからないぐらいブレードランナーは見ている。色々バージョンがあって、微妙に味わいが違うものの、私個人としては「饒舌なデッカードの独白が満載」の劇場公開版が意外と好きで(^^;)ファイナル・カット版はそれに比べると「カルト・ムービー臭」がより強力になり、重苦しさも倍増するので何度も見ると疲労感を覚えてくる(爆)

娯楽作品として「格式は落ちる」かもしれないが、デッカードという人物の内面の弱ささえ垣間見える「おしゃべり」入りバージョンはファースト・インプレッションとして私にとってはかなり成功していたと思えるからだ。

そんなお気に入りの作品の続編・・・なのだが、ちょっと変わっているのは承前としてショートストーリーが用意されていることだろう。

30年の時間差を埋める理由として、ハリソン・フォードの老けっぷりの説明のため(^^;)ではあるのだが、オリジナルの世界がすぐ目前に迫っていることもあり、時間的に離れたシチュエーションでないと設定が作りにくかったのかもしれない(^^;)

その最初の前段はなんと日本のアニメ作家「渡辺信一郎」監督によるものだ。渡辺信一郎とは知る人ぞ知る「カウボーイビバップ」の監督として名を馳せたスタイリッシュな映像と音楽のセンスが光る監督。



このカウボーイビバップも一時期ハマった作品だ。なにせ台詞回しや音楽との絡ませ方が「粋」なアニメだった。ネットの知り合いに教えてもらったのだがその時のキーワードが「SFルパン三世」(^^;)未見の方は一度ご覧あれ。

そしてコチラが今回の作品。



北朝鮮のミサイル危機の真っ直中にある日本にとってはちょっと刺激的すぎるEMP(高高度核爆発)攻撃を思わせる描写もありなんというタイムリーな・・・いやいや縁起でもない(^^;)


『BR 2049』の前日譚「2036:ネクサス・ドーン」 from Anonymousユーザー5582238 on Vimeo.



そして直接本編に関連してくる「新型レプリカント」のエピソード。

重々しそうなテーマや陰鬱な未来世界を予感させるに十分ではあるのだが・・・さて?(^^;)

数年後、DVDで見て面白かったらまたエントリを上げるかもしれない(爆)

未来世界の絵空事よりも、いま日本で起こっている茶番劇のほうが妙に面白くて仕方ないので(^^;)やはり映画館には行かないだろう。体調が優れない(長時間同じ姿勢を続けると背中や腰が悲鳴を上げる)こともあり、自由なだらしない格好で見られるようになるまでおあずけである(^^;)

人造人間というと機械っぽく感じるが「でっち上げ人間」としての「レプリカント」ならぬ、でっち上げ政党が一気に二つも誕生したこの国では「政党レプリカント」みたいな「レプリカントの反乱」が絶えないので、私のような不謹慎な人間はひたすら面白がっているのである(爆)

いや、ホントにこっちの方の結末が一番気になっているのである(^^;)



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