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Endless sorrow【えんどれす そろう】



かつて栄華の極みに上り詰めた歌姫、浜崎あゆみ。LIVE映像が何時のものかは知らないが(楽曲は絶頂期とも言える2001年発表)、独特な声質と歌唱力はやはり魅力的だ。かつての栄光が陰ってしまった彼女にとってもEndless sorrow(「無限の悲しみ」の意味)は時のうつろいを感じる曲として切なさが募る曲かもしれない。

Endless sorrow 歌詞:j-lyric.net

しかし歌詞は絶望の中でも決して希望を捨てず一筋の光を見出すように、共に生きていこうと呼びかける歌である。今年は豪雨災害、地震、台風の度重なる襲来と絶望が波のように繰り返された年でもある。まだあと数ヶ月あるのでまた何か災害が襲いかかってくるか全く油断できない。そして私には災厄に等しい出来事が…

台風一過の日曜に投開票された沖縄県知事選挙。

安倍政権を支持する(私を含む)側の期待は叶わず、またしても「反基地系知事」が誕生した。

沖縄県知事選
<画像元:NHK選挙WEB


これで普天間飛行場返還〜辺野古移設の流れが鈍化することは否めなくなった。早速日本のメディアは安倍政権にとって痛手・大打撃と書きまくっている。ただ、以前のエントリでも紹介したように沖縄の反基地のせめぎあいは報道で見る限りの単純な図式ではないのも確かだ。引用部分を再掲する。

【良書悪書】「基地反対」という茶番劇 - 『沖縄の不都合な真実』池田 信夫:アゴラ

「沖縄は戦争で犠牲になり、その後も基地の負担が集中してかわいそうだ」というのがマスコミの流すイメージだが、実際には米軍が土地を返還しようとすると反対運動が起こる。地元に賃貸料と補助金がおりなくなるからだ。

もともと辺野古移設は米軍の方針ではなく、1996年に橋本内閣が要望して実現した基地の縮小計画だ。これは基地反対の地元にとってはいいはずなのに、彼らはいろいろな理由をつけて20年近く引き延ばしてきた。すでに「北部振興費」として2000億円以上が辺野古の地元に前払いされ、引き延ばせば毎年、数百億円が地元に落ちるからだ。

といっても「補助金がほしいから移設を延期しろ」とは言えないので、地元の革新勢力は基地反対を叫び、保守陣営がそれを抑える見返りに本土から補助金を取る――という茶番劇が続いてきた。しかし革新が弱体化して芝居が続けられなくなったので、仲井真氏は「有史以来」の補助金と引き替えに、辺野古移設を認めた。

これに怒ったのが、地元の土建業者などの支配層だ。辺野古移設を認めると補助金を取るためのカードがなくなってしまうので、保守の翁長氏が革新陣営と相乗りし、仲井真氏の政府との約束を破ることを公約に掲げて選挙に勝ったわけだ。

故翁長前知事の変節の理由や基地移設による土地使用代金の「利権」構造がリアルに浮かび上がってくる。そして永続化する反基地闘争。もう一方でこの反基地闘争が米軍の縮小計画をも阻止してしまっている指摘をされているブログ記事。

在沖米軍撤収・縮小計画を「阻止」している反対運動:農と島のありんくりん

今、進行している事態は、正反対の在沖米軍撤収フェーズです。

米軍は先島どころか、本島からも段階的撤収する予定です。

それをどうして今後、先島まで展開するのでしょうか。ありえません。

自衛隊は段階的に離島防衛に力を入れていて、宮古には小規模の監視部隊である警備隊を置きますが、本格的な離島防衛が完成するのはそうとうに先の話です。

このような動きは中期的に見て、自衛隊は在沖米軍なしでもなんとかせねばならないからです。

よく沖縄の左翼陣営が「新基地」とプロパガンダするので勘違いされていますが、あれは実体分析としても間違っていますが、一種の催眠術みたいな言葉なのです。

あくまでも普天間移設は、都市部の基地をなくすことと、それに伴う過疎地への移設計画にすぎません。

また、計画そのものもシュワブ駐屯地の増設にすぎません。

ちなみに、私は海上埋め立て計画にはかねてから反対しています。

ハンセン敷地内の旧軍チム飛行場跡を使えばいいのに、名護市や土建業者との交渉のいきさつから、あのような奇怪な2本の短い滑走路というものになってしまいました。

また、高江のヘリパッドは北部訓練場の大規模返還に伴う、代替ヘリパッドの移設に過ぎません。

ヘリパッドがなにか知らないで反対している人がいて驚きましたが、航空基地ではなく、直径75mていどの着陸ゾーンにすぎません。

繰り返しますが、あくまでも現在進んでいる事態は、在沖米軍の段階的撤収と基地の縮小プロセスです。

何回も書いているとおり、前者の海兵隊本部9千名の兵員撤収は、既に日米合意がなされていて、2012年にはその経費の分担まで決まっています。

これが執行されないのは、普天間基地の移転計画も含めた包括的な負担軽減計画が、止まってしまっているからです。

理由は言う必要はありませんね。反対運動が的確に阻止しているからです。

北部訓練場返還計画も、仮にこのままの事態が進めば、同じく返還は的確に阻止されるか、先延ばしになるでしょう。

辺野古は辺野古だけ、高江は高江だけで見て、海を埋め立てた、ヘリパッドを作ろうとしてやんばるの木を切ったウンヌンと、ひとつひとつをブツ切りにするから見えなくなるのです。

「新基地」建設というと、なにかどんどんと基地を増殖させるように聞こえますが、まったく逆で、在沖米軍の段階的撤収・縮小計画プロセスにおける一断面にすぎません。

「新基地」という言葉に酔って実態を見ないと、「全基地撤去・海兵隊撤退」運動をしているつもりで、実は真逆の「基地維持・海兵隊固定化」となってしまいますよ。

日本の国益としては、在沖米軍が今いなくなると沖縄を守りきれませんから、それはそれでもいいのですが。

まぁ、それが政府が国策であるにもかかわらず、17年間もかけた上に、和解案などを出して妙におっとりしている理由なんですが。
翁長さん、わかってやっているのかしら。

もしわかってやっているなら、さすが元自民党県連幹事長。大たぬきです。

何やら裏側で反基地闘争派と政権は実は繋がっているのではないかも知れないという気さえしてくる(^^;)つまり憲法改正がなされない限り自衛隊はいつまで立っても違憲に近い存在で、その国防のためにGDP比1%を超える予算が組めないでいる今、在日米軍の縮小計画が進捗されては、対中国への戦略的抑止力がどんどん弱体化していく。

自衛隊の増強も交戦権の獲得もままならないなら、日本の安全保障は風前の灯だが、ここに一つの手がある。野党が憲法改正をさせないように時間稼ぎのために繰り出した「モリカケ」戦法だ。具体的な成果を求めず、延々と時間を遣い潰し憲法改正へ進むのを可能な限り遅らせる「護憲闘争としての牛歩戦術」としてのモリカケだ。

日本政府は在日米軍の縮小化を促進させたくない。縮小化の一端としての普天間飛行場返還〜辺野古への移設は実質的な規模縮小を伴う第1段階であり、ここを止めておけば在日米軍は(思いやり予算を払い続ける間は)可能な限り足止めできる。

だから政府は反基地活動家の傍若無人を「むしろ幸い」とばかりに、辺野古移設が進まない言い訳に利用しているのではないか?

もしこの仮定が成り立つなら、中国やアメリカをもダシにして、日本の安全保障の最低ラインを現実的に確保し続けるための方策としての反基地派の知事が続くのもやむなし(むしろ歓迎)と考えることもあながちバカバカしい話ではなくなると思うのだが?

政治の世界は裏の裏まで何が起こっているのかは一般の国民は知る由もない。沖縄の基地縮小が恐ろしく時間がかかっている割にはほとんど進展しない理由がこう言う事なら、あの民主党政権「ルーピー鳩山」のお花畑ちゃぶ台返しは、基地返還問題を永続化させ反基地派に永遠に活動を許し、辺野古への交付金を永続し、普天間の借地料も払い続け、米軍の駐留費用を増額することで(つまり全てを金に変えて)安全保障体制もろともに現状をこのまま維持する。そう言う話であってもおかしくないように思えてきた(^^;)

考えすぎであると思いたいのだが…さて?(^^;)


話は変わって、沖縄県知事選投開票日の前日、9月29日(土曜日)、BS朝日で反安倍政権バリバリで何が何でも安倍政権を批判したいTV局らしい映画をやっていた(^^;)



1945年、ベルリン陥落の時、死の直前に現代にタイムスリップし、TVマンに偶然拾われ「ちょっとイカれた<なりきり>そっくりさん芸人」と間違われてテレビ出演を果たすヒトラーはここに至るまでに感じた現代ドイツの問題を批判する。

ヒトラー

※吹替版のセリフを書き起こし↓

今そこに立っている者は、私の話すセリフが書かれている紙の板を掲げていて、そのセリフは小咄。外国人を揶揄する小咄。
だがなぜ外国人を笑わねばばならん。
家にねずみが出たら呼ぶのは道化ではない。駆除業者だ。

ホテルの部屋のテレビはこんなに薄い。人類の発明の才は驚くべきものだ。だが番組はどうか。クズだ!

困難な時代には国民にささやかな楽しみも必要だろうから1944年にもコメディを上演させた。
今は困難な時代か?国民に浴びせられているのは愚にもつかんくだらん番組ばかり。

ここはどんな国だ!子供は貧しく、老人も貧しく、失業者が溢れて出生率は地を這うようだ!無理もない。一体誰がこのような国で子供を生みたい!

この国は今、奈落へまっしぐらだが、皆その事に気づいていない。それはテレビでは奈落の底など見えないからだ!
見えるのは、料理番組。私はこのテレビに対し戦いを続ける。奈落を知るためだけではない。その奈落に打ち勝つためだ!

現在20時45分、これより反撃を開始する!

この映画の真骨頂はあくまでコメディであることにある(^^;)上のセリフが必要以上にシリアスに聞こえたとしてもそれは演出である(^^;)どこの国でも似たような問題は存在し、その国家が輝いていた時代への回帰願望は必ず国民の中に息づいているのだ。日本では不幸なことにそれに対して「罪悪感」を抱かせる教育が行われてきたし、ドイツでもそうだった。しかし、自国を愛し誇りを持つ人間にとって、過ちを犯した国でも失敗した国でも母国は母国。家族への愛と同様に決して消せないものなのだ。
後半では「ヒトラー 〜最期の12日間〜」のパロディまで挟み込んでいる(爆)

ラスト近くのヒトラーの言葉がある。

なぜ国民が私についてくると思う。心の底から共感しているからだ。(中略)私を消すことはできない。私は君らの中に存在する。

反日・反安倍勢力が支持を伸ばすことができない理由の一つが「共感が得られない」ことだろう。フェイクニュースやストローマン論法に頼り、貶めることが優先されて、より良い日本のあるべき姿や社会の理想がそこにはないからだ。

沖縄で玉城デニー氏が勝利した背景には「基地のない沖縄」という理想が沖縄県民には根強く残り、安倍政権はもとより歴代自民党政権がその理想を上書きする「夢想ではない現実的なよりよい沖縄」を描けなかったことにあるかもしれない。今回の佐喜真淳候補はその点でよく頑張ったと思うが、「沖縄県民の強い思いを糾合するには足りなかった」現自民党政権のそれが限界でもあろう。

しかし、これからも日本や沖縄は存在し数々の問題を共有しながら前進していくしか無いのだ。それを「無限の悲しみ」の中から見出すことこそが古来から我々日本人が培ってきた「大和魂」であり、世界に誇る日本人の特性でもある。人類には無限はなく有限かもしれないが、諦めるには、絶望するにはまだ早すぎるのである。

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