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誤憲派【ごけんは】

去る5月3日。東京で行われた憲法記念日イベントで、ある若者のスピーチがネットで拡散され話題になった。私は【DHC】2019/5/9(木) 有本香×竹田恒泰×居島一平【虎ノ門ニュース】番組内で紹介されたことで知り、周辺情報を漁るとShare News Japan等で動画や書き起こしテキストも拡散されていることもわかった。


こちらはオリジナル動画からの当該部分のみの編集版。

書き起こしテキスト:「改憲しなくても別に大丈夫じゃね?」って層に読んで欲しいスピーチがこちら。(NAVERまとめ)

私は5年前にウクライナから参りまして、恐らく憲法改正の議論が最も活発していた時期を日本で過ごしました。なので『平和』と『戦争』という言葉を何度も耳にしました。数年前ロシアに侵略され、一部の領土を奪われ、今なお交戦が続いてるせいで毎日毎日新しい犠牲者が出てるウクライナの出身者だからこそ、どうしてもその議論に関心が向きます。護憲派の方々が軽々しく脅し文句として使ってる『戦争』という言葉は私の祖国の現状だからです。そしてその改憲に反対してる方々の主張はウクライナが犯した過ちと非常に似ているので、強い危機感を覚えました。簡単に言えば“自称平和主義者、は何と言っていますかというと、それは『軍隊を失くして隣国にとって脅威にならなければ攻められないと。どんな争いでも平和を訴え、話し合いさえすれば解決出来ると。そして集団的自衛権を認めたら他国の争いに巻き込まれるから危険だと。』

では、ウクライナは侵略される前までずっととってきた政策と比較してみましょう。1991年ソ連から独立した時にウクライナにはたくさんの核兵器と100万人の軍隊がありました。しかし維持費が掛かるし、隣国に警戒されてしまうし、危険なのでウクライナは全ての核兵器を譲りました。代わりにブダペスト協定書という国際条約を結び自国の防衛を他国に委ねてしまいました。そして100万人の軍隊を20万人に。つまり5分の1まで軍縮しました。しかも大国の対立に巻き込まれないようにNATOのような軍事同盟にも一切加盟しませんでした。日本共産党の考える平和主義は正にこれではないでしょうか。こんな政策は素晴らしいと考えてる方を是非今、ウクライナの前線に連れて行きたいです。戦火で燃え尽きた村の廃墟、ミサイルが落ちてる中で学校の地下に隠れている子供、20歳までさえ生きられなかった戦没者のお墓を見せて聞きたいです。『あなたが望んでいる日本の未来はこれなのか。戦争は言葉によって止められるものならその言葉を教えて下さいよ。安全な日本にいる時だけは戦争のことばかり話しているのに、どうして実際の戦地に一度も平和の精神とやらを伝えにきたことがないのですか。』そう聞きたいです。

私に言わせれば抑止力を無くして平和を得た国は無いでしょう。そして抑止力というのは物理的なものだけではありません。もし国民投票の際、何千万人の日本人が投票所に来て、改憲賛成に票を入れたらそれはどういう意味しますかというと、『我々は外国によって強制的に押し付けられた法律を認めない。自分の国を自分で治めるのだ。自衛隊はこの日本を守ってるように我々も自衛隊に協力し、自衛隊の権利を守る。』という意味になります。そういう強い意志を示すことこそが最大の抑止力になると、私は思います。一方では憲法改正されてない状況を隣国はどう受け止めるのでしょうか。『日本人って武力を持って攻撃したらいつまでも押し付けられたルールに大人しく従うんだ。日本の領土を奪っても国民を拉致してもミサイル飛ばしても国際条約を破っても何度も領海侵犯しても全く動こうとしないんだと。日本の国会に決断力がなくて、どんな危機に直面しても行動を取らず中身の薄い議論を続けるばかりなんだと。』こういう風に思われてしまうことこそは、戦争を招かざる得ない事態だと私は思います。

そんなの被害妄想だと考え、隣国に侵略されることは非現実的だと考える方もいらっしゃるでしょうが、実はウクライナ人だって2014年まで皆そういう風に考えてきた訳なんです。しかし今、平和ボケしてた時期を振り返ってみると戦争が一切起こらないと考えさせることも、敵の戦術の1つだったと私はわかりました。ところで日本国憲法の前文に『平和を愛する諸国民』と出てきますが、私もどんな国でも一般市民の大半は平和を愛すると信じたいです。しかし日本の隣国の中で権力者が国民の願いを聞いてるくれる国なんてあるのでしょうか。北朝鮮にしても中国にしてもロシアにしても独裁国家ばかりではないのでしょうか。その国々の国民はいくら平和を愛したって権力者が戦争しろと命令したら"NOと言えないのです。

で、日本の野党の方々は同じ日本語を喋って、同じ日本人である有権者でさえ説得出来ないのにどうして全く違う国民性をもった外国人の指導者を戦争しないように説得出来るのか私はわかりません。そして議論が必要と何度も言いながらも議論から逃げる姿勢も不思議でなりません。国際情勢が深刻化する中で国家の生存に関わる憲法改正問題をこれ以上先送りしていられないと思います。日本には今、歴史的なチャンスがあります。そのチャンスを掴むか、台無しにしてしまうかによって子孫は良くも悪くもどのように今の日本人を評価するのか決まります。『令和』と名付けられた新しい時代に日本はやっと大和精神に基づく法令によって統治されるようになると信じたいです。そして日本は自立し、国際社会と対等な一員になることは日本の為にも世界の為にもなるはずです。ご静聴ありがとうございました。


全編はこれだがやはりナザレンコ・アンドリー氏の発言の深刻さは特筆すべきスピーチと言える。

【憲法改正】令和元年5月3日・第21回 公開憲法フォーラム 

登壇順

「主催者代表あいさつ」西 修氏(駒澤大学名誉教授)
  ※ビデオメッセージ 安倍晋三(内閣総理大臣)
「メッセージ」中曽根康弘氏(新憲法制定議員同盟会長)
「基調提言」櫻井よしこ氏(ジャーナリスト・主催者代表)
「提言」古森 義久氏(麗澤大学特別教授)
「提言」井上 隆氏(日本経済団体連合会常務理事)
「メッセージ」落合清(連合元副会長)
「提言」ナザレンコ・アンドリー氏(共愛学園前橋国際大学留学生:ウクライナ)
「提言」小堀 裕子氏(大学非常勤講師)

「各党代表あいさつ」
下村 博文氏(自民党憲法改正推進本部長)
遠山 清彦氏(公明党憲法調査会事務局長)
足立 康史氏(日本維新の会幹事長代理)
松沢 成文氏(希望の党代表)
長島 昭久氏(未来日本代表)

「国民の会の諸活動提唱」打田 文博氏(美しい日本の憲法をつくる国民の会事務総長)
「結語」田久保忠衛氏(杏林大学名誉教授)

「声明文朗読」石川和孝(日本青年会議所副会頭)

憲法フォーラム

<画像元:日本会議からのお知らせ>

これでもか!というぐらいの紹介ぶりだが(^^;)それだけ来日5年でこの日本語力のナザレンコ・アンドリー氏のメッセージの強さを日本人は噛みしめる必要があると思う。そしてダメ押しとばかりに同じShare News Japanからこの記事を紹介。

【話題】『「平和憲法」は「敵」に持たせるから意味がある(自分で持つバカはいない)で…』:Share News Japan

但馬オサムさんのツイート.jpg

▼ネット上のコメント
・そりゃ丸腰になる憲法なんて自分から持とうとはしませんよね。それで平和になるならなんでみんな持たないのってなりますもん。
・9条盲信国たる日本の現状を見るに付け、桜多吾作版マジンガーZ、グレートマジンガー、グレンダイザーの後味の悪い最期を思い出しました。
・座布団だな(笑)
・素晴らしい!
・元々日本は敵だったからこの憲法があった。でも今は世界の敵じゃない。だから、この憲法を捨てて、ちゃんと世界の国々の仲間になっていいじゃないかな。
・そう。ありがとう、言葉にしてくれて
・そう!これですわこれ(・ω・。)

いつの間にか日本は、かつて苦しみぬいた戦いに敗れた失意から、「負けた以上はすべてを受け入れて天皇陛下をお守りする」事だけを拠り所に戦後を駆け抜けた。

その間に連合国側の精神改造教育(洗脳)を受け、国に対する責任感と誇りを世代を重ねるごとに失っていく。

ウクライナの国民もひょっとしたらソビエト連邦時代の共産党政府からの圧政に苦しみ、その遺産である「核兵器」と「100万人の武力」を否定しようとしたのかもしれない。

それが図らずも「日本的平和主義(無防備理想主義)」に近いものとして国民が選択したのかもしれない。

ただ、不幸なことにこの地に東西冷戦の境界はなく安全保障を一手に引き受けてくれるアメリカのような軍事大国は居なかった。全てを自主防衛の観点から考える必要があったにもかかわらず、悪い意味でのソビエト連邦の傘下に居たことで国境を脅かす外敵の存在を忘れたのかもしれない。

日本もまたアメリカの傘下の下、東西冷戦の境界近くにあってその庇護を受けぬくぬくと超え太った挙げ句、国防意識の恐ろしく薄い「外圧の危機に対して不感症」な国民性に変貌してしまった。

日本を脅かすものは台風や地震であって、外国勢力はそんな事をしない。そんな事をしたのは日本なのだから、日本がやらなければ外国がするはずがない。

そんなバカな!…と今なら判るが、この様な「お花畑的油断しまくりのぼんくら国民」になってしまっている。「少数派の危機感を持つ有志」と、インターネットという「既存の左翼イデオロギー・メディアに染まらない情報環境」の登場によってようやく反転攻勢に出ているのが今なのである。時期的にはギリギリで、安倍政権の残りの時間でどのような形であれ「改憲が実現」しない場合は、10年を待たず日本は消失してしまうかもしれない。少なくともウクライナのように領土の一部を奪われ、分断国家となるだろう。

その時になって政治家を責め立てても遅い。再掲するとナザレンコ・アンドリー氏の言う通り、

『日本人って武力を持って攻撃したらいつまでも押し付けられたルールに大人しく従うんだ。日本の領土を奪っても国民を拉致してもミサイル飛ばしても国際条約を破っても何度も領海侵犯しても全く動こうとしないんだと。日本の国会に決断力がなくて、どんな危機に直面しても行動を取らず中身の薄い議論を続けるばかりなんだと。』こういう風に思われてしまうことこそは、戦争を招かざる得ない事態だ

なのである。

戦争を招き入れようとしているのは誰か?
憲法を守って国を守らないのは誰か?


守るべきを間違える人々の名前が表題の「誤憲派」なのである。



Posted by soup2001 | -  -



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