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優等生【ゆうとうせい】

この言葉に私などは「劣等感」を感じて気持ちが引いてしまう(^^;)

悪ガキと言うほど素行不良でも無かったつもりだが、それなりに「ワルイコト」も青春時代には経験したし、それに懲りることで「自制」「自重」、「軽挙妄動」を慎むことは学んだが、「軽挙妄動」は言わば私の個性の中核を為すものである以上、未だに治ったとは言いがたい(爆)

そういう「セルフコントロール」に長じ、上手く周囲に気を配り、敵を作らず品行方正で学業優秀、スポーツ万能な人間は学校時代にクラス・学年に1人くらいは必ずいた。超平凡のノーテンキ極楽トンボな私は、「何を食べればああいう人間になるんだろ」とは思うものの(^^;)自分がなりたいとも、なれるとも思わなかった。
ああいう生き方が生来「怠惰を人間にしたような私」には窮屈にも思えていたからだ。なぜなら全てにおいて手が抜けないであろうその勤勉さと誠実さは、私には到底届かない境地にも思えていて、未だにその感覚は変わらない。

そういう優等生はいずれいい会社に入り、出世して会社を強くしたり、公務員や政治の世界でよりよい社会を作るものと勝手に思っていた。しかし大人になるにつけ、優等たる資質の向かうベクトルは自分や自分の属するごくごく狭い範囲にとどまり、外から見るととんでもなく「劣悪な無能役人」「不誠実で庶民を偽る為政者ではなく政者」に成り下がるように見える今日この頃である。

今日(正確には昨日)自動車メーカーのホンダがF1から撤退を発表した。
創業者の本田宗一郎は伝記などを見ても「ガキ大将」で、思い込み・感受性の強い人だったようだが、人一倍強かった好奇心・集中力は世界企業「本田技研工業」を生み出す母胎となった。彼などを優等生とは誰も呼ぶまい。優等生などとこじんまりまとまった個性など吹き飛ぶ位のパワーと才気をほとばしらせたその半生は、松下幸之助(松下電器)や井深大(ソニー)などと並び称される偉人の仲間入りを果たした。

世界企業という割にはアクション・決断の速さを感じる企業風土は、本田宗一郎の個性が未だ残っている証であろうし、その即断即決が「どうしようもなく身勝手な意志」に見えてしまう点でもつくづくユニークな会社である。

かつて排ガス規制が自動車メーカーの最重要課題となった時期、ホンダはためらうことなくF1から去った。再び戻った時もF1に独自の技術を持ち込みF1の一時代を席巻する快挙を成し遂げた。このときもホンダはアッサリとF1から去って、F1で培った技術と若きエンジニアを次世代の技術の開発へ投入することを理由にあげた。そして三度ホンダはF1に戻ったが、少々変則的な体制から始まったためか、第2期ほどの成果を残せなかった。この時の参戦理由は若者に世界と闘うスピリットを注入するようなことを言っていたと記憶している。そして三度ホンダはF1を去り、やはり次世代の自動車開発のためにエンジニアを回収するかのように全てを捨ててF1を去る。今回は金融危機も大きく影響したようだが、「遊び・学ぶ時」と「働き・結果を出す時」をやりすぎるくらいに鮮明にあらわすのがやはりホンダらしさといえるのかもしれない。

メリハリを利かせ、自分を律する潔さと言う点では、案外ホンダは「優等生」なのかもしれない。かなり不器用にも見えるそのひたむきさを武器に、またいずれ「悪ガキ」の顔をしてF1に戻る日が来るかも。・・・その時は今のF1とは大きく様変わりしているかもしれないし、もしかするとホンダはF1以外に挑戦の道を見つけるかもしれない。

さて、日本における超優良企業、「優等生」のトヨタはどうするのか。非正規雇用者の多さでは色々言われているが、ホンダ以上に厳しい冬を迎えるこのトヨタをして同様(F1撤退)の道を辿るなら、F1ファンとしては少々・・・いやかなり寂しい冬となる。なんとか日本系チームの命脈だけはどんな形であれ残して欲しいと思うのだが、この優等生は、どう判断・決断するだろうか。

私としてはトヨタF1チームからしばらく目を離せないのである(^^;)
Posted by soup2001 | comments(6)  trackbacks(0)



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comments
Re:
テーマに直接関係無いけど、
京都の谷瀬に有るドーム(童夢)の本社ファクトリーを
見学したときに、どうも、トヨタのF−1参戦の
手助けをするような、ニュアンスを聞いたことが
有りました。
決して口外しないようにと言われましたが、
個人的にちょっとした疑問のままで残っています。

F−1ファンの間では、周知の事実かも知れませんね。(^.^;


| 黒ボンバー | 2008/12/06 07:37 |
Re:
>黒ボンバーさん、毎度♪
へぇ、やはり童夢のF1への野望はそういう形で残っていたのですね(^^;)(かつて「F1参戦計画」をぶち上げたことがありましたが、日本国内で資金が集まらず、断念したことがあるのです。)
ただまぁ、F1のシャシー制作をしようという場合、日本では実質的にオリジナルのシャシー制作は無いに等しい状況なので(下位カテゴリーでも多くは海外のカスタマー・シャシーメーカーを購入して改造するのが普通で、唯一オリジナルを作れるのが童夢)白羽の矢が立ったとしても不思議ではありません。
ただトヨタはヨーロッパに海外のレース活動拠点を持っているため、童夢としては日本側のスペシャリストとして協力してるように思います。
soup2001 | 2008/12/06 08:44 |
Re:
即断 即決 と見えても 長い長い思考の果てに と思いますよね 即! と受け取られてしまうのヮ 発表の速度が速いからで 首脳部だけで抱え込んでいて 爆発させてしまう今の日本より ・・ カナリ いいと思います
立ち位置が何処なのか 社員にも 周囲にも理解させておくことって すごく重要なこと だと思います
ウチでヮ お母さんヮ決めてかかるからナ とよく言われますが 親が到達地点を決めてからの出発でない限り ソレヮ散歩にもならず 徘徊と呼ばれるんだと思います
。。後になりましたが ワルイコ でした^^v
台所のキフジン | 2008/12/06 12:07 |
Re:
>台所のキフジンさん、毎度♪
まぁ実際は熟考されているんでしょうけど、技術開発のスピードでもホンダの速さは定評がありますので、決定に至るプロセスがシンプルなんでしょうね。
しがらみにあまり影響されない点もそれを裏付けます。ただ、そのために「しがらみ」の側の方には「冷徹」に受け取られたり「反感を買う」などの害も多少は出ています。
それでも「いずれ出すべき結論に躊躇しない」という決定力の高さは今の政治屋には特に見習ってほしいものです(^^;)

え?ワルイコだったんですか?・・・(以下ノーコメント)(爆)
soup2001 | 2008/12/06 12:49 |
Re:
昔見学に行ったのは、たまたま知り合った人が
社長の親戚だったのです。
で、アルミホイールで一斉を風靡した、
ハヤシレーシングも、親戚で、ハヤシ一族なのだそうです。

当時は、F−3000マシンの組み立てを場所を
ライブ映像で、ネットに流していましたが、
今は見つかりませんでした。
組み立て式のレーシングカー
http://www.dome.co.jp/special/special008.html
等と言う、面白そうなものが発見できただけです。(笑)

| 黒ボンバー | 2008/12/09 05:03 |
Re:
>黒ボンバーさん、毎度♪
面白そうですね。組み立て式のレーシングカー。
自作パソコンならぬ自作カートという感じですが、カートに参戦する競技者はある意味パーツをチューニングしながら自作しているカスタマーのようなものなので、カート予備軍のための入門キットとも言えるかも(^^;)

大人の(レーシングカート版)ミニ四駆とはなかなか「童夢らしい」企画ですが、協賛する企業が出てこなければ実現できないあたりが辛いところです。

何故って?ホンダもトヨタもよりフォーミュラー養成カテゴリを持っているため、それらとカート、そしてその下までサポートしきれないのかもしれません。

なによりこれだけ車社会な日本なのに、レースがイマイチ盛り上がらない国民性(?)にこそ問題がありそうです(^^;)
soup2001 | 2008/12/09 21:29 |
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