名無しの軍団【ななしのぐんだん】
2011.02.25 Friday 23:17
ニュージーランドでの大地震では、多くの犠牲者が予想されるが、先進国に近い国柄にしては情報の出方が緩慢だ。生存者と犠牲者の特定すらできず、信憑性のある情報が枯渇しているため、関係のある人々の焦燥感もそろそろ限界に近づいてきているのが予想されて気がかりである。
おそらくは発掘された多数の遺体の中に、行方不明の日本人も相当数含まれるのだろう。せめて生存者の確認が迅速に進むことに期待したいが、見てるだけしかできない我々はただ祈るのみである。
親米のエジプト政権が崩壊し、反米(反キリスト教)政権ができるのかとアメリカ〜ヨーロッパに少なからず緊張が走ったのもつかの間、今度は反米政権のリビアでやはり反政府騒乱。カダフィ大佐の統治力もそろそろ限界か、適当なところで権力の座に固執せず、世代交代、政権移譲をしていなかったツケが回ってきたということか。
いずれにしても反米であろうがなかろうが、市民にとっての善政は行われていなかったようで、それが結果的に今回の連鎖的革命騒乱に発展したようだ。
しかし、アラブ〜イスラム世界の常識や感覚(感情)はやはり我々日本人には謎で、彼らの求めるところが宗教的必然性があるのかさっぱりわからない。そんな漠然とした消化不良な感じは9・11テロ以降絶えずまとわりついていた。
そんな今日、2ちゃんねるのまとめブログの中で紹介されていたエジプト人タレント「フィフィ」(島田紳助の番組で何度か見たことのある外国人タレント)のブログがとても新鮮だったので、改めてこちらでも紹介しておきたい。
All about FiFi FiFi's Official Blog
画像元:HUDSON MUSIC ENTERTAINMENT Staff Blog ©PLATICA / ©HUDSON SOFT
なかなかの才媛らしい文章力。2歳から日本在住だけのことはある。しかもこれまでのアメリカ&西欧的視点ではないアラブ人視点の言葉。全てではないものの、「なるほどね」という感じを多く受けた。結局真実に近い情報は「日本でも」FaceBookやTwitterでないと得られないということのようだ。エライ世の中になったものだ(^^;)
こうなると海外に幅広く接点を持てる人間だけが、世界で何が起こってるかを把握できるのかもしれない。そしてそれは政権中枢にある人間も例外でなく、アカウントを持っていれば容易に世界に広がる「情報」を入手できる。逃げ時も判断できるというわけだ(^^;)インターネットという情報ツールがこれほどの伝染力を有していたのも少々驚きだが、このアラブ世界の混乱にはアノニマスというネット世論というか、「世界中の名無しさん」の集合意思が影響していたと言うことらしい。かつてはサイエントロジーというアメリカのカルトに対立する行動を起こしていた。日本で言えば「(2ちゃん)ねらー」が情報伝達と扇動を行って民衆の怒りを爆発させた感じだ。
私はあまりUG(アンダーグラウンド)の世界に詳しくないので、今までアニオタ系のサイトぐらいしか聞いたことがなく、このアノニマスのようなムーブメントを知らなかった。下はそのメッセージ動画らしいのだが・・・
(youtubeの元サイトの説明コメントには話されている内容のテキスト原文がある。)
これは、どちらがカルトなのかわからなくなるくらい怪しげだ(^^;)似た雰囲気だと思ったのが「20世紀少年」のトモダチの世界観のようなチープさだ(爆)
ネット世界で普遍的で民主的、正義感にあふれたメッセージが伝達する媒介となる要素は多分にある。どんな政府であれ「完全な満足」を国民に与えることはできないからで、ある時一瞬の「流行」で政権を倒すことが可能なのは、我が国でも政権交代が起こったあの年、ネットに限らず「全メディア」を投入して可能だった。
もうひとつ言えば、ある意図を持って「流行性」の「意識」をウイルス的に発生させられれば、こういう世論操作や反動を煽ることも可能な社会が到来したことは間違いなさそうだ。そしてこれはやはり「マンガ」というかアニメの攻殻機動隊SACの遅効性(思想)ウイルスそのものではないか(^^;)
あり得る状況を描くのが「創作」だとしても、実際がそれを追い越しては洒落にならない(^^;)それとも「事実は小説よりも奇なり」として納得するしかないのだろうか?
ただ、この国にはもう一度「革命」が必要だとは思うが、問題は壊した後どう再生させるかで、これはアラブ諸国とて同じこと。民主党はこの国を再生することに失敗している。てゆうか、民主党には荷が重かったのは今や明白だ。
で、ついでにアラブ世界の騒乱は中国を飛び越して日本に伝染してくれないものかなぁと、密かに期待するのであった(^^;)
おそらくは発掘された多数の遺体の中に、行方不明の日本人も相当数含まれるのだろう。せめて生存者の確認が迅速に進むことに期待したいが、見てるだけしかできない我々はただ祈るのみである。
親米のエジプト政権が崩壊し、反米(反キリスト教)政権ができるのかとアメリカ〜ヨーロッパに少なからず緊張が走ったのもつかの間、今度は反米政権のリビアでやはり反政府騒乱。カダフィ大佐の統治力もそろそろ限界か、適当なところで権力の座に固執せず、世代交代、政権移譲をしていなかったツケが回ってきたということか。
いずれにしても反米であろうがなかろうが、市民にとっての善政は行われていなかったようで、それが結果的に今回の連鎖的革命騒乱に発展したようだ。
しかし、アラブ〜イスラム世界の常識や感覚(感情)はやはり我々日本人には謎で、彼らの求めるところが宗教的必然性があるのかさっぱりわからない。そんな漠然とした消化不良な感じは9・11テロ以降絶えずまとわりついていた。
そんな今日、2ちゃんねるのまとめブログの中で紹介されていたエジプト人タレント「フィフィ」(島田紳助の番組で何度か見たことのある外国人タレント)のブログがとても新鮮だったので、改めてこちらでも紹介しておきたい。
All about FiFi FiFi's Official Blog
画像元:HUDSON MUSIC ENTERTAINMENT Staff Blog ©PLATICA / ©HUDSON SOFT
なかなかの才媛らしい文章力。2歳から日本在住だけのことはある。しかもこれまでのアメリカ&西欧的視点ではないアラブ人視点の言葉。全てではないものの、「なるほどね」という感じを多く受けた。結局真実に近い情報は「日本でも」FaceBookやTwitterでないと得られないということのようだ。エライ世の中になったものだ(^^;)
こうなると海外に幅広く接点を持てる人間だけが、世界で何が起こってるかを把握できるのかもしれない。そしてそれは政権中枢にある人間も例外でなく、アカウントを持っていれば容易に世界に広がる「情報」を入手できる。逃げ時も判断できるというわけだ(^^;)インターネットという情報ツールがこれほどの伝染力を有していたのも少々驚きだが、このアラブ世界の混乱にはアノニマスというネット世論というか、「世界中の名無しさん」の集合意思が影響していたと言うことらしい。かつてはサイエントロジーというアメリカのカルトに対立する行動を起こしていた。日本で言えば「(2ちゃん)ねらー」が情報伝達と扇動を行って民衆の怒りを爆発させた感じだ。
私はあまりUG(アンダーグラウンド)の世界に詳しくないので、今までアニオタ系のサイトぐらいしか聞いたことがなく、このアノニマスのようなムーブメントを知らなかった。下はそのメッセージ動画らしいのだが・・・
(youtubeの元サイトの説明コメントには話されている内容のテキスト原文がある。)
これは、どちらがカルトなのかわからなくなるくらい怪しげだ(^^;)似た雰囲気だと思ったのが「20世紀少年」のトモダチの世界観のようなチープさだ(爆)
ネット世界で普遍的で民主的、正義感にあふれたメッセージが伝達する媒介となる要素は多分にある。どんな政府であれ「完全な満足」を国民に与えることはできないからで、ある時一瞬の「流行」で政権を倒すことが可能なのは、我が国でも政権交代が起こったあの年、ネットに限らず「全メディア」を投入して可能だった。
もうひとつ言えば、ある意図を持って「流行性」の「意識」をウイルス的に発生させられれば、こういう世論操作や反動を煽ることも可能な社会が到来したことは間違いなさそうだ。そしてこれはやはり「マンガ」というかアニメの攻殻機動隊SACの遅効性(思想)ウイルスそのものではないか(^^;)
あり得る状況を描くのが「創作」だとしても、実際がそれを追い越しては洒落にならない(^^;)それとも「事実は小説よりも奇なり」として納得するしかないのだろうか?
ただ、この国にはもう一度「革命」が必要だとは思うが、問題は壊した後どう再生させるかで、これはアラブ諸国とて同じこと。民主党はこの国を再生することに失敗している。てゆうか、民主党には荷が重かったのは今や明白だ。
で、ついでにアラブ世界の騒乱は中国を飛び越して日本に伝染してくれないものかなぁと、密かに期待するのであった(^^;)
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