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invisible history【いんびじぶる・ひすとりー】

百田尚樹氏「日本国紀」読了。他にもほぼ同時進行で併読したのが渡辺惣樹氏「第二次世界大戦 アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ」と実はもう1冊。「動乱の日本史 日本人の知らない源平誕生の謎」を電子書籍で読んでいた。全て歴史モノ。「動乱の〜」は「逆説の日本史」でお馴染みの井沢元彦氏の著作である。そして早速次の本に手を付けた(^^;)磯田道史氏の「無私の日本人」である。これまた歴史モノ。映画「殿、利息でござる!」の原作「穀田屋十三郎」が収録されている。





ラスト近くで出てくる「お殿様」伊達重村公がフィギアスケートの羽生結弦であったことを私は知らずにレンタルDVDを見たため「ん?この役者誰だっけ?見たことあるような顔なんだが…」と検索してみるまで全く気づかなかった(爆)

井沢本を読まれた方ならわかると思うが、歴史の史実を基にして「定説に疑問を提示する異端史論」でもある。百田尚樹氏の「日本国紀」も日本史の通史をテーマにしているが学術書ではなく「百田史観」の叙述であって「読み物」であり、そこには冷徹な分析と(右派の言論人らしからぬ?)皇統断絶の可能性まで言及した「異端史論」とも言えるものだ。私が学校で習った時の日本の成り立ちは「神話の時代」と「突然現れた古代統一王朝の邪馬台国?」は歴史として断絶していたし、「邪馬台国と近畿圏で統一王朝を確立した大和朝廷」の関係性も断絶したものだった。

その意味で「百田史観本」に野暮な批判や攻撃が続いているが読めば「日本に対する深い愛」がにじみ出ていることがよく分かる。「愛すべき我が日本の素晴らしいところ、悔しいが情けないところ」がまるで近親者の生い立ちを語るような優しさと厳しさで書かれているだけの本である。

このスタンスは歴史探求本にはよくある話であり井沢本にも共通する意識であるが、通史という2000年に渡る日本の歴史の流れの中から俯瞰したときに、今の日本の抱えた諸問題が、実は過去の日本人もまた同様の試練を必死の思いでくぐり抜けて来て、その姿は今も何も変わらぬ日本人の宿業にも思えたし、結果はどうあれ日本は日本であり続けてきた過去からの激励のメッセージでもあったように感じた。

3冊の後に磯田本を選んだ理由は、併読した本の著者、渡辺惣樹氏はサラリーマン出身の民間の研究者であり、井沢元彦氏は元TBS社員、百田尚樹氏はテレビ構成作家と、「いわゆる学者」と呼べる人は博士号を持つ磯田道史氏だけである(^^;)その学者が書いた歴史小説が映画になり、それが面白いのでオリジナルの著書に手を付けたのだ。

とは言え、本は随分前に買っていたのだが別の本に割り込まれては読む機会を失っていた(爆)



磯田道史氏の映画化された作品「武士の家計簿」これも実話である。DVDで見て、作劇上の都合で脚色されてはいるものの、(地味ではあるが)その当時の人々の心情の機微を描いて非常に好感を持ったのを記憶している。

今回ようやく日本人のアイデンティティと通史の裏話に浸った流れで、「日本人の善性」をしたためた本を今こそ読もうと読み始めたわけなのだ。

表題の「invisible history」とは適当に組み合わせた英語で、英語として正しい用法なのかは知らないが(^^;)「見えない歴史」の意味を込めている。「Hidden history(隠された歴史)」や「Secret history(秘史)」でも良かったのだが、戦後の日本史教育の中で史実よりもその意味するところを戦勝連合国の意図で上書きされ、「真実が見えなくなっている歴史」とのニュアンスを込めたかったのである。

朝鮮総連そして実はもう一冊、これは今日図書館から借りてきた本「朝鮮総連(新潮新書)」これもまた併読するつもりである(^^;)

もう1冊併読しようか迷ってるのが「謀略熟練工 (1957年)」か「徐勝(ソ・スン)「英雄」にされた北朝鮮のスパイ」←まだ読んでない!(爆)

「謀略熟練工」は著者が共産主義者の青山和夫こと黒田善次の書いた日中戦争から大東亜戦争にかけての工作員の活動の自白のような本(らしい)(^^;)まだ読んでないしね(爆)

「徐勝(ソ・スン)〜」は現在も日本で在住している北朝鮮スパイ(^^;)の全貌を暴露した元朝鮮総連の人物による話は金 賛汀 の「朝鮮総連」での共産主義者の日本での工作活動とかぶる内容(らしい)。

どちらも「第二次世界大戦 アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ」と繋がる近現代史から現在に至る「見えなくなっていた歴史」にスポットを当てるものだ。全てが事実ではないだろうがこれもまた「近現代史の異端史観」として頭に入れておくべき内容だ。なぜならば「第二次世界大戦 アメリカの敗北〜」に書かれたものはそれまで異端史観の中にあった「共産主義者の謀略」と言う可能性が実はそれこそが事実であり、その当時においてその事実は暴かれていたもののアメリカ国民には50年間秘匿された現実があるからだ。

謀略工作 謀略熟練工    徐勝

歴史とは勝者の記録でもあるわけだが、皮肉なことにソ連発祥の共産主義は世界に騒乱を巻き起こし人心を乱したが、真っ先に崩壊したのもソビエト社会主義共和国連邦であった。

ソ連の失敗を見た世界の共産国は徐々にそのイデオロギーを少数支配の専制君主制に近づけてゆく。これも共産主義が本来否定しているはずの「貴族・資本家階級による支配」から乖離しておりその背後に、共産主義と似たような世界観を抱く「新世界秩序(New World Order)と言うグローバリズム」と「民族主義的な自国第一主義」が世界的なストレスを生む以上、あらゆる視点を今は否定出来ないとも思うしその中から「悪くてもセカンドベストを掴む」意識の共有が各国の国民に求められているようにも思える。

これらの本は読後にエントリを立ち上げるかもしれないし、読了して満足しエントリにはしないかもしれない(爆)とりあえず本エントリは「日本国紀」は「読み物」なのでカジュアルに読むべき本であることを肯定的に感じたすべての読者とともに訴えたい(^^;)

私は幼少期から絵本や漫画本、ジュブナイル小説が好きで読みふけっていた。歴史モノ(時代小説)も結構読んだ。だから左翼的自虐史観では不完全燃焼な気分で日本史の授業、世界史の授業は退屈であった(^^;)

歴史が好きでなかった人も、これを読めば教科書がいかにつまらない代物だったかもよく分かるだろう(爆)





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